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RITOFU

コーヒータンブラー、宇宙風呂敷。
より広い視野から「現代の京友禅」をプロデュース

宇宙を舞った京友禅

 京友禅伝統の手描染匠、富宏染工株式会社取締役の藤井友子さんは、オリジナル・ブランド "RITOFU"を展開しています。 「きものを普段の暮らしに」をコンセプトに、訪問着や振袖などはもちろん、風呂敷やつけさげ、草履や袱紗などの小物、さらには飲料用のタンブラーやマグカップなどの商品ラインナップを擁します。
なかでも、RITOFUは宇宙を舞った京友禅としても知られています。日本人宇宙飛行士山崎直子さんに送った「つながる宇宙」と題した風呂敷は山崎さんとともに宇宙へ飛び、窓に映る宇宙空間を背に撮影した写真を山崎さんは送ってくださいました。 RITOFUの商品は、小物であっても15工程以上に上る手描き友禅の着物と同じ工程を踏んで作られています。本物だけが持つ素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい、そんな想いがRITOFUには詰まっています。


伝統の美しさを現代の生活に取り入れて

 友子さんは京都生まれの京都育ちで、下絵師だった祖父、富宏染工株式会社社長である父のもと、「色とりどりの美しい着物を常に目にして大きくなりました」。そんな友子さんがRITOFUブランドを立ち上げるきっかけになったのは、ビジネススクールでの学びでした。京友禅の素晴らしさを知ってもらいたいという想いとは裏腹に、業界は厳しい環境におかれていました。日本人が着物を着る機会は年々減り、伝統産業の衰退に危機感を持った友子さんは、より広い視点を持ちたいと同志社大学大学院でビジネスを学びます。
ビジネススクールで動きが速い世界市場について学ぶうち、友子さんは、変わっていくこととずっと変わらないことのバランスを取ることが大切だと思うようになりました。
RITOFUのタンブラーは、友子さんがビジネススクール時代に考案したものです。京友禅とコーヒー。まったく結びつかない二つの点が、友子さんの中で融合し、京友禅をフィーチャーしたタンブラーとして結実しました。
京友禅の素晴らしさを現代の生活に気軽に取り入れる。友子さんがプロデュースする京友禅は現代の若者をも魅了しています。


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京友禅 着物プロデューサー藤井友子さんTomoko Fujii

京都出身。富宏染工株式会社取締役。同志社大学大学院ビジネス研究科卒業。ビジネススクール在学中に「RITOFU」ブランドを設立。きもの製作のほかに、「源氏物語千年紀匠の技継承事業」(2008)、「JAXAのきぼう利用プロジェクト『宇宙とつながる京都』研究会」(2009)への参加、「京女によるオンナみがき塾」講師など、さまざまな方面で活動。2010年春、「東京ガールズコレクション」出品。「フィナンシャルタイムス」(英)やスイス国営テレビ等でも紹介されるなど、海外からの関心も高い。

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